低所得と貧困はイコールでは無く、高収入と貯蓄額は比例する訳では無い。
世を忍ぶ仮の姿である不動産屋という職業柄、僕は他人の所得を見る機会ばかりだ。
僕の持論では、「収入の10分の1以下の家賃の部屋に住むべきだ」という感覚がある。
どうだろう?これは極端すぎるか?
だが実際僕の家賃は2万7千円だしこの生活で何も節約しているつもりはないのだが自動的に1年に150-200万のお金が残る。
そして例えば200万崩せば、僕の生活水準が低すぎるので今仕事を辞めたとして独身の僕はその200万で2-3年は生きていけるだろう。
その間に何か新しい収入源を見つければ良いのだ、まあそれが音楽なら最高なのだが。。。
この生活のせいで、僕は決して高収入ではないが貧困を感じる事はない。
で、僕の感覚がおかしいのかもしれないが、ほとんどの人が収入に見合っていない家賃の家に住みたがる。
手取りで16万ほどの人が何故か6万くらいの家賃の部屋に引っ越したりする。
手取りで40万ほどの人が何故か15万くらいの家賃の部屋に引っ越したりする。
手取りで20万ほどの人が家賃を払うのがもったいないと言って35年ローンで家を買ったりする。
これでは住む為に働きづめでせっかくその家に住んでも家にいる時間が殆どないんじゃないか?そして貯蓄も出来ず仕事も辞めれないというループに突っ込んでいきやしないか?などといらぬ心配をしてしまう事が多々ある。
そして16万の人も40万の人も家を買った人も皆さん口を揃えて
「お金が足りない、給料が足りない」等と言って会社や社会や政治批判をしている。
いいえ、これは必然の結果である。
自分の収入に対しての妥当な家賃がわからない等という様では、これから先遅かれ早かれ悪賢い人達に食われておしまいだ。
悪いのは騙される馬鹿だ。
これは僕が言っているんじゃない。
民法の第九十六条 3 項
前二項の規定による詐欺による意思表示の取消しは、
善意の第三者に対抗することができない。
聴き慣れない用語があるので補足しておくと、
善意の第三者とは
「詐欺の事実を知らずに関わっている当事者ではない人」みたいな感じだ。
つまり、詐欺の事実を知らずに関わっている当事者ではない人を保護するための反射的効果として騙された馬鹿は保護に値しないと言っているのだ。
文句を言っても仕方がない、僕たちはこういったルールのある国で生きている。
もう一度言っておく。
低所得と貧困はイコールでは無く、高収入と貯蓄額は比例する訳では無い。
こんなニッチなブログを見つけてしまった稀有なあなた、翻って今一度しっかり考えてみるのも悪く無いと思うぜ。
もし迷った時は「ロックかロックで無いか」だ
もし答えがわからなければ自分の思うロックな道を選んでおけば大丈夫だ。
そうすれば後で間違っていた時に自分のせいになるからだ。
自責と他責では自分にうけるダメージの値はちがう。
そうやって人は一歩ずつ痛みを覚えて賢くなっていくと僕は思っている。
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