俯瞰図を頭に描けているか描けていないか。

おおよそ殆どの仕事には役割分担がある。

その役割分担の作業を必死にこなす事はもちろん大事だ。

だけど突き詰めていけばそれはいかに優れた代替可能な人間であるかと言う事を証明していると言う事になってくる。

歯車になって必死に回る人間、歯車が必死に回っていられる様に管理する人間、管理している人間を監視する人間。

そして歯車の配置を考える人間、歯車の力の行き先を決める人間。

何の仕組みの歯車なのかがわかっていない人間が多い。

それもそのはずで、歯車になって必死に回っているだけでは自分がどこで回っているのか考える余裕が与えられないからだ。

もちろん歯車が必死になって回っていられる様に管理する人間からすれば歯車が何のために回っているのかを考えさせない様に日々思案しているのだから当然と言えば当然なのだが、

その歯車が必死になって回っていられる様に管理する人間も殆どが既にもうその仕事しかできないわけで立派な代替可能な人材になっているんだ。

そしてその代替可能な役割はいずれ全て機械に乗っ取られる事になる。

なってから準備していては遅いのだ。

自分と世界との俯瞰図を頭に描けているか描けていないかとでは、素手とピストル程の力量の差がある。

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