より深い穴を掘ろうとするならば、より大きい穴を掘らなければならない。

思えば僕は今までずっと、直径の小さい穴を掘っていた様な気がする。

可処分時間を音楽のみに注ぎ込んでいた。

それはそれでずっと本気だったんだが。

でも掘っては崩れての繰り返しで生き埋めの様な状態になってしまっていたのかもしれない。

そして気付く。

今より深い穴を掘ろうとするならば、より直径の大きい穴を掘らなければならない、と。

まあ気付くのが遅すぎなのだが、今は何となくそんな気がしている。

で、 勉強と筋トレをはじめたんだった。

その勉強の過程で取得した宅建士の資格がどんなものだろうということで不動産屋に就職したんだったな。

勉強は?音楽を制作する為の知見を広げる為だ、掘っている穴の直径を広げる為には削れない。

筋トレは?一生音楽に取り憑く為の体力を構築する為だ、老化により自分の歌を歌えなくなった自分は絶対に許せないし、掘っている穴の直径を広げる為には削れない。

で    今仕事は?? 少なからず勉強にはなるがどちらかと言うと今では単純に金の為になっちまったな、、、、

なんだ 削れるじゃないか。簡単な事だ。

今の質素な生活により、無駄に貯まってしまっている貯金なんてものは未来の自分の時間の為になら溶かせばいいじゃないか。

それにもし金に困れば(まあ僕の場合はそうそう無いんだろうけど)

その時に何かまた仕事をすればいいじゃないか。

と、こんな具合になってしまった。

今回の退職は、仕事が勉強の時間の妨げになるからという理由からだ。

次の試験に合格しないことには僕は次の何かに集中する事が出来ないんだ。

まともな感覚では安定を蹴って不安定に踏み込む事は選択しない道かもしれない。

ただ、よく考えれば そもそも僕がまともなわけ無いじゃないか。

自分を誰かと勘違いしちまうところだった。

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