独房の様な部屋から得たもの。

退去の日が近づいてくるとやはり寂しくなるもんだ。

僕は27,000円のアパートで約1年半程を過ごした。

友達を呼べる様な広さはなく、ひたすら自分との時間を過ごした。

表向きの理由は「なんとなく」だったが、僕がなんとなくで自分の住む部屋を決める訳が無い。

試験を受けるにあたっての僕なりの「覚悟」だった。

合格すればこの独房の様な部屋から抜け出せる、と

まあ結果としては試験には不合格だったが、僕がこの部屋から得たものは多い。