資格とは、代替可能な人材であるという自己紹介である。

僕の持っている「宅建士」の資格。

資格っていうのはつまり

「僕は代替可能な人材です」という自己紹介のようなものだ。

僕がもうすぐ退職する不動産屋が

僕の代わりを見つけようとするならば簡単だ。

募集条件、「宅建士」。

以上。

単純に「宅建士」を持っていればオーケーだ。

悲しいけどこれが現実だ。

「資格」とはそういうものだ。

僕が毎日している重要事項説明は

僕以外の「宅建士」でいくらでも代替可能である。

ふいにそんな事を考えている。

僕は今年の11月に

「行政書士」の試験を受験する。

代替可能という意味では「宅建士」も「行政書士」も変わらない。

そして、それをふまえてもなお

僕は今年「行政書士」の試験を受験するつもりでいる。

代替不可能なロケンローラーに少しずつ近づく為に。

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