家賃2万7千円のボロアパートから想い描く未来
僕は職場から徒歩3分くらいの場所に2万7千円のアパートを借りて住んでいる。
今の職場の初出社の日にこの部屋を申し込んだ。
我ながら素晴らしい決断力の速さだ、そして後悔はしていない。
異動があった場合は異動先にまた同程度の家賃の部屋を借りるつもりでいた。
職場に近いと休みの日も休みの気がしなくて嫌だと言う人が多数だ。
そんなに仕事が辛いのなら辞めればいいのにさぞかしドMなのだろう。
単純に毎日の通勤時間の方が僕にとっては途方もなくもったいないと思う。
それに昼ごはんを食べに帰る事もできて、その際に集中してこっそり勉強する事もできる。
僕の最高の隠れ家だ。
自分の時間単価を安売りするべきではない。とはよく聞くが何で割っている?
自分の給料を時給換算する人が多いが僕はそれは通勤時間も含めた時間で割るべきだと思う。
もっと厳密に言えば仕事の事を考えている時間全てで割るべきだ。
つまり真面目に仕事に打ち込んでいるとするならば、寝ている時間以外の時間で割る事になってしまう。
あまりの時給の低さにひっくり返りそうになるが、これが僕の考える本来の時間単価だ。
だがサラリーマンとはつまりこう言う事だ。
無能であればあるほど金と寿命を交換しざるを得ない環境から抜け出しづらい。
僕はこの先、音楽活動以外においては「高貴な知的労務」を売る立場になりたい。
代替的な仕事から、非代替的な仕事の出来る自分へとシフトしたい。
そして余った時間で音楽に打ち込みたい。
その為には、まず何を差し置いてでも勉強する時間を蔑ろにしてはいけないと思っている。
勉強は脳の筋トレだと思っている。
脳の筋肉は1日では強くならない、毎日の少しずつの積み重ねが必要不可欠だ。
高卒でずっとバンドに明け暮れていた僕は勉強に関してはかなり歳を取ってからのスタートになってしまったが毎日の積み重ねにより、いつかきっと大卒の人達に引けを取らない様な頭の人間になれる時が来ると信じている。
今、会社員をしている事も勉強の為だ。
僕は筋トレと勉強を日々淡々とこなしながら世界をひっくり返す日をこのボロアパートから構想している。
きっとあけない夜が長すぎるだけだ。
あけない夜が開けるのが先か、僕の寿命が尽きるのが先か。
大丈夫。 未来は僕らの手の中。
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